木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「お友だち大好き!」(1歳児あひる組編)

2017.06.17

  あひる組さんはみんなお友だちが大好き。お友だちが朝登園してくると、「おはよ~」と挨拶したり、ぎゅ~っと抱き合ったり、毎朝お友だちに会えた嬉しさをアピールしてくれます。1~2歳ごろは、まだお友だちと一緒に遊んだりすることは難しいですが、おもちゃや遊具を通してお友だちと関わっています。叩かれたり、ケンカなどを通して子どもは他人との関わりやコツを学んでいます。あひる組の子どもたちは日々、お友だちと刺激しあって成長していっています。
  ある日の午後のことです。新しい環境に慣れず、ずっと泣いていたA君。A君はまだ歩けないのでハイハイをしています。そんなA君に興味を持ったのか、B君が近づいてきました。B君はA君をじーっと見つめます。A君も見つめられていることに気づいたのか、泣くことをやめてB君をじーっと見つめ返しました。少しの時間見つめあったあと、B君はA君の真似をして、ハイハイを始めました。その様子を見ていたA君もハイハイをしてB君を追いかけます。B君は後ろを向いてA君が追いかけてくれたことに喜び「きゃー!」と声を出しながら笑顔で部屋中を動き回っていました。B君も泣いていたことが嘘のように、とっても素敵な笑顔で追いかけっこを楽しんでいました。
  まねっこは、好きな人、信頼している人のまねをすることから始まり、手を洗う、簡単な片付けを手伝うなど、生活とも結び付いて身につくきっかけとなるものです。まねっこをする・されるは、やがて大人から子どもへと広がっていき、お互いが顔を見合わせて笑いあう光景が見られるようになります。保育園では、手遊びやわらべ歌をたくさん取り入れています。子どもたちがたくさんまねっこをができる環境を大切にし、お友だちや先生とまねっこをする楽しさ、想像力を育んでいきたいなと思っています。
  子どもたちが、まねっこ遊びから、お友だちと楽しく遊べるように、楽しみを人と共有する経験を大切にしていきたいです。

 

佐藤 真衣

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