7月になりました!毎日暑い日が増えてきました。子どもたちは汗をかきながら毎日元気に動きまわっています。水遊びや氷の冷たい感触を感じることの出来る氷水遊び等、夏ならではの遊びを楽しみながら、子どもたちに色々な経験をしてもらいたいと思っています。
日々の保育の中では、手遊びをする機会が多くあります。お家でも子どもたちが口ずさむ歌に「何の歌??」と思うことがあるのではないでしょうか?あひる組のお友だちが好きな手遊びの中に「がっちりガード」という手遊びがあります。みんなハッとした顔をして保育士のそばに集まってきます。「がっちりガード」の手遊びを紹介しますね。
♪がっちりガード がっちりガード がっちりガード 「頭!!」(この部分をいろんな場所に変えていきます)
♪チャラチャチャラチャチャ チャラチャチャラチャチャ
「いぇーい!!」
この手遊び、ノリノリの曲調です。子どもたちの耳に残るんでしょうね。ガードする場所を、「頭」「ほっぺ」等身体の色々な場所に変えていきます。次はどの場所だろうという子どもたちの期待の「間」を感じます。そして最後はみんなで声を合わせて「いぇーい!!」みんなで揃う楽しさを味わえます。
Aくんはこの手遊びが大好きです。この手遊びが始まると、オムツ替えをしていても急いでズボンを履こうとしてそばに来ます。最初のうちはじーっと様子を見ているだけでしたが、今ではノリノリでやっています。以前Aくんと遊んでいる時に「頭どーこだ?」「おなかどーこだ??」と聞いたことがありました。その時のAくんはまだ答えることが出来ず、違う場所を触っていました。この前、がっちりガードの手遊びをした後、またAくんに同じ質問をしてみました。「頭どーこだ?」するとAくん。しっかりと頭をガード。「じゃあ、ほっぺどーこだ?」と聞くと、ほっぺを両手でガードして触っていました。Aくんは手遊びという日々の遊びの中で、少しずつ楽しみながら身体の名前と場所を一致していったのでしょう。遊びの中で学べるって楽しいですよね。
手遊びには、いろいろな物の名前が含まれています。「がっちりガード」では身体の名前でしたが、例えば「グーチョキパーで」では「グー」「チョキ」「パー」を自然に手遊びの中でやっていきますよね。このように繰り返し行うことで、自然にその言葉を覚えたり、興味や関心を持つ事にもつなげられます。また、手遊びでは左右の手をバランスよく使うため、脳の活動を活性化して発達を促したり、歌と動作がひとつになった手遊びは、リズム感を養ったり、反射神経を発達させることもできます。発達の段階に合わせて、難しい動きをしたり、遊びながら手先の器用さを育むことも出来るのです。
何の準備をしなくても、手と歌があれば出来てしまう手遊び。お子さんとスキンシップを取ることも出来ます。お家でも是非やってみて下さい♪
私もたくさんの手遊びで子どもたちとたくさん関わっていきたいです(*^_^*)
早野恵美