8月が終わり少しずつ秋に近づいて来ています。先日終了した夏のプール遊びの様子です。
Aくんは水遊びが大好きでプールに入るのを楽しみにしていました。プールに入ってからは手に取れる玩具に手をのばしピチャピチャ遊んでいました。Aくんの側でBくんはジョウロにお水を入れて水を流すのを楽しんでいました。AくんがBくんのジョウロのお水に手をのばしましたBくんはジョウロが取られると思って「だめ!」と言って背を向けました。私はBくんに「Aくんはお水をかけて欲しいのかもしれないよ。」と声を掛けました。するとBくんはジョウロに水を入れ直しAくんの側でジョウロのお水を流してくれました。Aくんはとっても嬉しそうにお水に手をのばしました。Aくんの様子にBくんも嬉しそうに手にお水をかけてくれました。それからBくんは自分の手ものばしAくんと一緒にお水の感覚を2人で何回も楽しんでいました。まるで魔法の水ですね。
子どもたちは目や耳、皮膚感覚など「五感」を通して自然物と接していく中で様々な物事に対する認識を深めていきます。「水」と触れ合って遊び、特にこの季節は「気持ち良さ」を感じます。AくんとBくんは月齢も違く、普段はあまり関わりのない2人が一緒に魔法の水に触れ、お水の気持ち良さを楽しむ事で関わりを持つことが出来ました。
これからも子どもたち同士で一緒に関わりを持てるような声かけをしていきたいです。そして色々な物や素材を通して「五感」を磨ける様な活動をしたいと思いました。
斉藤 操