木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「あなたのことが大好き。」(1歳児あひる組編)

2017.10.16

   最近お話が上手になってきた子どもたち。私にこっそり教えてくれた女の子のエピソードを紹介したいと思います。
   ある日、クラスで遊んでいた時のことです。私に近づいてきて、まいせんせ~あのね…Aね、BちゃんとCちゃんのこと大好きなの!と教えてくれました。またある日には、午睡中、Aね、みんなのこと大好き!と教えてくれました。
   他人のことを大好き。と言えることは両親や大人からたくさんの嬉しい言葉をもらったからだと思います。「自分はとても大切にされている」「味方をしてくれている」と感じることができれば、自分はひとりじゃないんだ、味方をしてくれている人がいるんだと、大きな安心感を持つことができます。それがみんなに支えられているという思いに繋がり、人間関係を築いていく際の力にもなってきます。人を大事にできる基本は、自分が大事にされているということだと思います。たっぷり褒められ、たっぷり味方されて育った子は、人を大切にします。悪さをしようが、何かがちゃんとできてもできなくても、長所・短所を含めて丸ごと子どもたちの存在を受け入れ、存在そのものを褒めてあげること。子ども自身の思いや感情に目を向けて、言葉で賛美してあげることを大切に保育していき、子どもたちの存在そのものを大切にできる保育士でありたいなと、このエピソードを通して改めて思いました。

 

佐藤 真衣

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