木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「私もやって」(1歳児あひる組編)

2018.04.14

 暖かい陽気と共に新しいクラスでの1年がスタートしました。今年度も子どもたちそれぞれ一人ひとりのペースを大切にしながら、色々なことをおもいっきり楽しんでいきたいと思います。
 私は3月までフリー職員だった為、現あひる組のお友達がひよこ組だった頃から、関わる機会もありました。しかし、担任ではない私に人見知りをしてしまうお友達もちらほら、、私は子どもたち達との距離を縮めたいと思い、乳児クラスへ入る際は、子どもたちへわらべうたやふれあい遊びを多く取り入れました。
 Aちゃんは、担任ではない私に警戒しているようで、はじめは距離がありました。他のお友達がわらべうたやふれあい遊びをしている姿を遠くで見ていて「Aちゃんも一緒にやる?」とこえをかけても「ううん」と首を横にふっていました。しかし、お友達たちが楽しそうにわたべうたをしている姿を見て、少しずつ興味をもってくれたようで、少し離れたところから、わらべうたをしている様子を眺めていたAちゃん。別日、私がクラスに入った際、お友達と一緒に私の元へきてくれ、「わらべうたをやって」と手を差し伸べてくれた時は、とても嬉しく思いました。
 長い年月をかけて歌い継がれてきた伝承のわらべうたは、日本語の美しいリズムと抑揚があり、うたのメロディーと言葉のリズムが一体となっているため、子どもにとって聞きやすく、うたいやすい音楽です。また、わらべうたは肉声でうたう事が大切です。特に赤ちゃんは、物音や器楽音よりも、人間の声に最も快く反応し、気持ちが安定します。わらべうたで遊ぶ時間を持つことは、大人と子どもの情緒的結びつきを深め、よりよい関係を生みます。
「わらべうた」と聞いて、難しく思う方もいるかと思いますが、怪我をした時にやる「いたいのいたいのとんでいけ〜」というフレーズもわらべうたになります。
 私はこれからも、子どもたちとわらべうたを通して、ふれあい、1人ひとりの子どもたちと、たくさん関わっていきたいと思います。

 

 

百々 麻美

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