りす組になって2ヶ月、だんだんと子どもたちもクラスや保育士に慣れ、自分の好きな遊びを見つけて楽しむ姿が増えてきました。そんなりす組では5月からお当番活動が始まりました。今回はその様子を少し紹介したいと思います。
まず、お当番のお仕事は・・・
①朝、先生と一緒に給食室に今日のデザートを聞きに行き、みんなの前で発表する
②朝の会でみんなの前に出て朝のご挨拶し、歌を歌う
③お昼寝から起きて、先生と一緒に給食室におやつを聞きに行き、みんなに発表する
朝、保育園に来て、お当番バッチをつけてもらうと、嬉しそうにお友達や保育士にバッチを見せに行く子どもたち。子どもにとっては、バッチつけたその瞬間から特別な1日の始まりなのですね。「今日はお当番さんだね、頑張ろうね。」と声掛けをすると、「うん!」と嬉しそうな表情を見せてくれます。いつもはお昼寝からすぐに目覚めるのが苦手なAちゃんは、「今日お当番さんだね、おやつなんだろうね?」と声掛けをすると、はっとした表情で、驚くほど早く起きていました。
また、お当番さんのお仕事の1つである今日のデサートを発表の時のエピソードです。少しみんなの前に出て緊張している様子のBくん。みんなから「今日のデザートはなんですか?」と聞かれると、すこしの間なにかを考えるように黙っていたのですが、振り絞るように、デザートを発表することができました。保育士が「すごいねBくん、みんなの前でデザート言えたね!」と褒めると、とっても嬉しそうにこにこしているBくんの姿が。
2歳児は、自分のことを自分でする意欲が高まり、自己主張する場面も多くなる時期です。お当番活動に限らず、なんでも少しずつ「できた」という経験を積んだり、大人に自我の育ちを受け止めてもらうことで、自分に自信を持つようになります。いろんなことを自分でやってみたい、という気持ちが強くなる2歳児にとって、「できた」という達成感を感じることや、自己肯定感を高めることはとても大切なことだと思います。
まだ始まったばかりの活動で、みんなの前に出て緊張している様子の子もいますが、これからだんだんと慣れていき、さらに楽しくお当番活動ができるよう、関わっていきたいと思います。
川上 雪乃