木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「まだ見ぬ世界へ」(0歳児ひよこ組編)

2018.07.21

 今年は記録的な早さで梅雨が明け、外で思いっきり体を動かして遊べる日が多くなってきました!入園当初は園庭でバギーに揺られて外気浴を楽しんでいた子どもたち。今ではハイハイやあんよで園庭中を動き回り、思い思いに好きな遊びを楽しむ姿が見られます。
 伝い歩きやあんよができるようになってきた子たちは、手押し車が大好き!手押し車を出してあげるとにこにこしながら、早速園庭散策に出発します!まっすぐまっすぐ進んで行くと行き止まり。方向転換はまだ難しくてできません。するとこちらを向いて手を挙げたり、「てんてー」(先生)と助けを呼んできます。向きを変えると満足げな顔をしてまた出発。毎回助けを呼ぶ姿がとても可愛いです。レジャーシートの上で遊んでいる子どもたちも、時間が経つとそれぞれハイハイで園庭を探索しに行きます。石や葉っぱを見つけて観察をしていたり、砂の触感を楽しんだりしています。
 入園当初は寂しさと不安でたくさん泣いていた子どもたちが、自らハイハイしたり歩いたりしながらどんどん世界を広げていく姿を見ることができるようになりとても嬉しいです。子どもたちが自発的に周りの環境に関わっていけるのは、もし何があっても養育者が守ってくれるという感覚。もし失敗しても養育者が助けてくれるという感覚。これがあってこそ、子どもが自発的に動き、自分にとって未知のものに関わっていけると言われています。私たちは子どもたちにとって他人から安心できる存在になれるよう、日々共に過ごす時間の中で声かけやスキンシップなど小さなことの積み重ねを大切にしてきました。オムツ替えの一対一で関われる時間を大切にしたり、食事を共に楽しんだり、泣いている時は優しく受けとめたりといったことを繰り返すことで少しずつ距離が縮まってきたように思います。今では、大好きなママやパパから離れる時でも手を伸ばしてくれるようになりました。好奇心のおもむくままにお部屋や園庭中を歩き回り、次から次へと玩具を手にとったり、じっと眺めたり、叩いてみたり、、、そんな探索行動は赤ちゃんが周囲の状況を確認・理解するために欠かせないものです。
 ひよこ組のみんなも、不安になったら私たちのことを「安全基地」にしながら、外の世界に触れていってほしいと思います。子どもたちがたくさんの経験から学びに繋げていけるよう、これからも子どもたちにとって安心できる存在となり事故や怪我のないよう近くで見守っていきたいです。

根岸佑実

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