朝夕の冷え込みが感じられるようになり、少しずつ冬を感じる季節になりました。日中はまだまだ気温も高い日もあり、長袖と半袖の判断が難しいですよね。
先月には大きなイベントとして運動会が行われました。近年の幼児組は、鉄棒で連続逆上がりなどをうさぎ組やきりん組でも行える子も出てきて、ぞう組では跳び箱を飛べる子もどんどん増えています。子どもたちの力はやはり素晴らしと感じました。
そんな運動会が終わり1か月が経ちました。しかし現在の幼児組ではまだ運動会の熱は冷めておらず、現在も鉄棒や縄跳び、かけっこなどを積極的に行う子がたくさんいます。中でも驚いたのが、うさぎ組の縄跳びです。今年のうさぎ組には個人の縄跳びは、運動会が終わってから子どもたちに配りました。しかし、今回の運動会熱の力により今まで縄跳びを持ったことのない子どもの中で興味を持った子が、ホールや園庭で少しずつ飛べるようになってきているのです。
縄跳びを飛ぶということは、縄の上を飛ぶといった単純な体の動きのように見えますが、様々な発達段階を踏んでいかないと個人縄跳びは飛ぶことができません。まずは、ゴム飛びなどを通してリズムよくジャンプをすることからスタートをします。それがしっかりとできるようになると、大繩で「なみ」や「へび」などが飛べるようになり少しずつ回しても飛べるようになります。しかし、大繩が出来たからと言ってすぐに個人縄跳びが飛べるわけではありません。手で縄を回しながら縄を飛ばなくてはなりません。子どもたちにとって、手を動かしながらタイミングよくジャンプをするといった二つのことを同時にすることはとても難しいことなのです。
幼いころからの発達の段階を踏まえて、初めにゴムをまたぐところから始まり、両足で飛び越えられるようになり、現在うさぎ組の子ども達は少しずつ縄跳びが飛べるようになってきています。また、運動会でお兄さんお姉さんの頑張る姿を見て、下の子は憧れの気持ちをもち自分もやりたいといった気持ちが芽生えることで、子どもたちの成長は加速するをしていくのです。そして、今やりたいという気持ちを大切にしていくことで子どもたちの挑戦する気持ちは広がっていきできることが増えてくので、この気持ちを大切にしていき色々な事に挑戦してもらいたいと思います。
蛭﨑 晶弘