木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ピクニック日和」                    2歳児りす組編

2019.04.08

木々や花が芽吹き始める様子に、春の訪れを感じる季節となりました。桜の花が咲く頃には、1学年大きくなってまた、新たな生活が始まりました。

園庭であったとても微笑ましく、面白かったエピソードをお話します。

ある日、園庭で遊んでいると同じクラスの何人かのお友達が地べたにお腹をつけて砂場のおもちゃを持ってきていて、なにかをしていました。驚きの光景に思わず「なにしているの?」と質問をするとAくんは「寝っ転がってピクニックしてるの!」と言いました。外は暖かくて、いつもならジャンパーを着ていますが、その日は着なくても良い気候でした。なので「ピクニック日和だね」と言いました。その後、保育士がレジャーシートを持ってきて、子どもたちがいる場所に敷き、本当にピクニックしているような感覚になっているようでとてもニコニコ笑顔を見せていました。それを周りで見ていた同じクラスのお友達は、「私も!僕も!」と参加して、どんどん遊びが大きく広がっていきました。

子どもたちは、日々の日常の中のことを真似したりします。例えば、遊びの中で休日に過ごしたことを遊びの中に取り入れていることがあります。その事象を再現しながらも子どもオリジナルの遊びに発展して、集中して楽しみます。その遊びの中で、思考力や判断力、想像力が、養われると共に、子どもたち同士の協力や環境への関わり方などの経験をします。今回も、2.3人から始まり、最終的に大勢になり、人間関係が広がりました。その経験の中で、遊びを発見し環境を用いて広げていくことは、子どもにとっての様々な発達が広がり、子どもが成長する1歩になります。

1つの遊びを尊重して、遊びを広げる働きかけは保育者にとって大切なことの1つです。

 

 

 

りす組 河田 真帆

 

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