木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「できた!」2歳児りす組編

2019.06.10

毎日暑い日が続いていますね。りすぐみのお友達たちは、暑さにも負けず、元気いっぱいです。

そんなりすぐみでは、5月より新しいお仕事「お当番活動」が始まりました。りすぐみのお当番さんは、1日2人ずつペアになり、1日を通して様々なお仕事、お手伝いをしてもらっています。

ある日のお当番Aくんは、少し恥ずかしがり屋さんですが、朝からお当番バッチをつけると、笑顔が見られました。

ペアのBちゃんと一緒に朝おやつをとりに給食室へ。まず1つめのお仕事「今日のデザート」を給食の先生に聞こうとすると、やはり恥ずかしくなってしまい、顔をそむけてしまったAくん。デザートは、Bちゃん1人で聞いてもらいました。「オレンジだよ~」と給食の先生に教えてもらったBちゃんは、私とAくんへ、「今日のデザートオレンジだって〜!」と教えてくれました。朝おやつの入ったワゴンを一緒におしながらお部屋へ戻る間も「オレンジです!」と発表の練習をしていたBちゃん。Aくんも一緒に発表できるかな?と聞くと、うつむきながらも「うん。」とこたえてくれました。そしてお部屋へ戻り、「今日のデザートなんですか?」とみんなに聞かれると、「オレンジです!」とこたえてくれたBちゃんに続き、Aくんも「オレンジです」とこたえてくれました。その瞬間、とても嬉しく思い、またAくんも笑顔を見せてくれました。

「できた!」という「達成感」を積み重ねていくことは、子どもたちにとって、とても大切なことです。「できた!」と子どもたちが感じた時には、一緒にできた喜びを共感し、しっかりほめてあげる事が大切です。この小さな「達成感」「成功体験」が、これから先、子どもたちが成長していく上で、いろんな事に挑戦する時の自信と頑張りにつながります。

今回はお当番活動でのエピソードでしたが、これからも子どもたちの「できた!」を大切にしながら関わっていきたいと思います。

                百々 麻美

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