残暑が厳しく残りましたが、朝晩は涼しくなり秋の気配が感じられるようになってきましたね。園庭の遊具も新しくなり楽しむ他、園外散歩ではどんぐり拾いなどで秋を感じながら楽しむ子ども達、そんな子ども達の散歩の様子を今日はお知らせしたいと思います。
少し遠出の散歩になるのですが、みんなが大好きな元住吉の駅に行った時の出来事です。駅で電車をみて楽しかったようで帰り道にAちゃんが「でんしゃ、たのしかったね~」と言いました。すると隣のBちゃんも「いっぱいでんしゃがきてすごかったね~」と。今度は後ろにいたC君も「すごかった!いっぱい!いっぱい!」。D君は「ママにおしえてあげる~」と。そんな中、少し元気のないE君。E君は、駅で大はしゃぎしてしまい、少し疲れてしまったようです。職員が「もう少しだよ。頑張って!」と励ます声を聞くと、隣で手を繋いでいたFちゃんも「いこ!」と。「がんばれ~」等と励ましの声が響きました。そんなみんなの声がE君に届いたようでE君に元気が戻り保育園まで電車の話で盛り上がりながら楽しく帰ってくることができたのでした。
低月齢のお友達は以前まで歩行が安定していなかったのでサークル車の乗って散歩に行っていましたが、歩行が安定してきたので少しずつお友達と手を繋いであるくようになりました。高月齢児のお友達はお友達と手を繋いで歩くこともスムーズになり道の安全な歩き方も覚えて自分たちで道のはじを歩く姿がみられるようになりました。以前、決まったお友達としか手の繋げない時期があったのですが園内を移動するときに色々なお友達と手を繋ぐ機会を増やし、手を繋ぎながら遊ぶ遊びを増やす事でいつの間にか上手に誰とでも楽しく手を繋ぐことが出来るようになりました。
知らない人や気の置けない人と手を繋ぐことは子ども達でも苦手です。毎日一緒に過ごす中で子ども達はお友達を認識し始めます。名前を読んだり、同じおもちゃで遊んだり、手や体の触れ合いを楽しむわらべ歌やふれあい遊びを通し関りが深まっていくのです。時には使いたいおもちゃが一緒でけんかになってしまうこともあります。でも、そのけんかも大切な関りで、保育士が仲立ちをしながら色々な関わりを経験させる中で子ども同士にも信頼関係ができてきた証拠です。
これからもたくさん関わり合って、笑顔あふれる日々を過ごしながら色々なところにお散歩に行って楽しんでいきたいと思います。
新屋 淳子