木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「子どもの発想って面白い!」1歳児あひる組編

2019.12.16

お話がどんどん上手になってきたあひる組さん。毎日子ども達とふとした会話の中で、子どもならではの自由な発想にいつも笑顔にさせられています。

子ども達の自由な発想は、時に大人も驚く事を考えつく事があります。今回は、そのような子どもの自由な発想に「面白い!!」と私自身が感じたエピソードをご紹介したいと思います。

朝から天気が悪く園庭に出る事の出来なかった日の出来事です。雨でも、子ども達は元気いっぱい!子ども達の遊びを更にふくらませるきっかけの一つとして、レストランを開放してサーキットを作って遊べるようにしたのです。普段あまり出していなかった平均台やはしごを出すと子ども達は興味津々。予想以上に上手にバランスを取って渡り、楽しむ姿が見受けられました。最初は普通に渡ってあ遊んでいた子ども達の中で、突然Aちゃんがはしごの下に潜り始めたのです。Aちゃんが楽しそうにニコニコ潜っている姿をみて、あっという間に周りの子ども達も引き込まれていったのです。たちまちはしごはAちゃんのように下に潜ってみたり、はしごの隙間にスポッとはまる子ども達の姿で埋め尽くされていきました。面白い光景だな~と思いながら様子を見ていると、スポッとはしごにはまったBちゃんが、腕を広げて目をつぶっていた姿をみつけました。何をしているんだろう??と不思議に思い近づいてみたところ、「あ~いい気持ち!」とBちゃん。なんとBちゃんははしごをお風呂に見立てて遊んでのです。それから始まったはしごでのお風呂やさんごっこでしばらくの間、お客さんで賑わっていました。

物が溢れ飽和状態になっている現代、これからの社会で人間に必要とされるのは、今あるものをいかに組み合わせて新しい物を創り出すという”発想力”や”想像力”と言われています。子どもは、そういった能力を潜在的に持っているものですが、大人がどうすればそのような力を壊さず、邪魔せず、自然にサポートできるのでしょうか?大切なことは、大人が遊び方をきちんと教えていくことも大切です。時には子どもの「自由な発想」を大切に、新たな遊びを作り出していけるような環境や素材を用意して見守っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

根岸 佑実

 

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