木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「言葉につながる指差し行動」0歳児ひよこ組編

2020.01.27

入園した頃はまだ赤ちゃんだったひよこ組の子ども達もすっかり大きくなりました。身体が大きくなり、歩けるようになったり食事を自分で食べるようになったり、日々大きな成長を感じています。最近は特に言葉につながる指差しや発語のきっかけになる喃語が多く聞かれるようになってきました。

ある日、サークル車に乗ってお散歩に出かけたときの出来事です。私は「今日天気がいいね~」「空に飛行機が飛んでるよ」「車がたくさん通るね~」と声をかけていたのですが、乗っていたAちゃんが「あっ!」「あっ!」と大興奮!興味のある所をみつけては指を差しながら「先生あったよ!」「あれみて~!」と言っているかのように声を出してきたのです。私はそんなAちゃんの指差しの方をみながら、「電車だね~」「車かっこいいね~」と答えました。すると、自分と同じ気持ちになれたことを感じたAちゃんは嬉しそう。さらに声を大きく出し喜び始めたのです。実は、言葉を獲得するまでの赤ちゃんは主に視線と指差しで沢山の情報を発信していると言われています。特に指差しは周りの人に「ねぇねぇ、あそこ見て!」と伝えているので、指差しをした時に「あれ何??」と言って同じものをみて言葉をかけてもらうというコミュニケーションを通して言葉以外に社会性も身に着つけていきます。

Aちゃんだけでなくひよこ組の子ども達は自我が芽生え始め、自分なりに自分の気持ちを表情や発語で表現してくれることが増えました。声や指差しで表現しているその時に言いたいことを受け止めながら代弁していくやり取りを繰り返していく事で、自分で言葉を発することができるように、これからも子ども達から出てくる指差しや発語を大切にし、丁寧に関わっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ひよこ組 鷲巣 美穂

 

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