完全に移行が終わり、全員でりす組で生活するようになって早いことに、もう2ヶ月が経ちました。子どもたちはすっかり環境にも慣れてきて、日々楽しみながら過ごしています。そんな中、最近では子どもたち同士での関わりが増えてきたなと感じる場面が増えました。今回はそんな中から少しだけエピソードをお話ししたいと思います。
ある日の朝、aくんがおままごとをしていました。aくんはたくさん食べ物が入ったお皿を持って職員に「ん!」とご馳走してくれました。そんなやりとりをしていると、ふと隣に同じくおままごとをしていたbちゃんがやってきたのです。
…さあどうなるのかな?とそのまま様子を見ていると、aくんはbちゃんが持っていた器に自分が持っていた食べ物を1つずつ入れていき、嬉しそうにニコニコ。食べ物をもらったbちゃんも嬉しそうでした。
別のある日、cちゃんが「せんせーやってー」とキューピー人形を抱っこして欲しいと声をかけてきました。その様子を横から見ていたdちゃんは、cちゃんと同じ人形と抱っこ紐を持って、「dちゃんも赤ちゃんだっこするー!cちゃんといっしょなの〜」と嬉しそうにcちゃんの元にいき、一緒に遊び始めました。
どちらのエピソードも直接たくさん会話を交わしているという訳ではありませんが、一緒の場にいて、そのお友達と同じことがしたい、一緒に遊んで嬉しい、という気持ちが伝わってきたエピソードでした。
お友達と一緒が楽しい、という感覚や、周りにいろんなお友達がいることに気づいて関わりたい、という気持ちが育つこの時期。まだまだ、言葉不足で上手に関われない時もありますが、子どもたちのお友達と関わりたい気持ちを大切にしながら、少しずつ関わり方を身につけていけるようにしていきたいと思います。
あひる組 川上雪乃