日々、新たな言葉をインプットし、語彙が増えているあひる組のお友達。少しずつ言葉でのやり取りができるようになり成長を感じる今日この頃。そんなあひる組さんで最近ほっこりしたエピソードを使用したいと思います。
室内遊びでのことです。線路に興味を持ち手にしたA君。頑張って2つの線路を繋げるようとするものの、凸部分同士を重ね合わせていたのでなかなかはまりませんでした。だんだん苛立ち始めた様子だったので、繋げ方を見せながら教えてあげたのですが、数回チャレンジした後ついに自分で繋げる事ができたのです!自分で繋げられた線路を誇らしげな顔をして「じょーじゅー!(上手)」と、拍手をしながら喜んでいたA君。一緒に「上手~」と拍手をして褒めていると、その様子をみて近くにいたB君が近づいてきました。A君がさらに線路を繋げようとチャレンジしだすと、興味津々な様子で見守り始めたB君。1つ繋げられる度に拍手をして喜んでいたA君をみて、B君も一緒に線路を繋ぎ合わせ始めました。すると、次第にどちらかが繋げられるとその姿を真似て2人で拍手をして「じょーじゅー!」と笑顔を浮かべていました。徐々に線路は長くなり、その後それぞれ電車を走らせて遊んでいました。その時の2人は、とてもいい笑顔を浮かべており見ていてとても癒されました。
まだまだ一人遊びが多いあひる組さんですが、上記のエピソードのようにだんだん周りのお友達がやっていることに興味を示し、一緒になって遊び始めるようになりました。しかし、これはただ同じように遊んでいるだけであって、一緒に協力して遊んでいるわけではありません。同時並行で違う遊びをしているといった段階になります。この段階になると、周りの子どものやっている事を真似したり、自分で遊びを広げていく事ができるようになります。その中で、子ども達は協力して遊んでいるわけではないので、物の取り合いなどが起こることがあります。まだ、自分の気持ちがうまく言葉で伝えきれずにぶつかり合う事も多い年齢ですが、時に保育士が間に入り友達との関わり方を教え、一緒に遊ぶ楽しさを感じていってほしいと思います。
あひる組 根岸 佑実