世界的に新型コロナウィルスの不安な心配の中、新年度を迎えた木月保育園。今年度もひよこ組には新しいお友達を迎えました。保護者の方たちも我が子を初めての集団生活の中に送り出す不安や外出自粛、職場復帰が伸びるなど様々な問題があると思います。そんな中でも、子ども達は数日間の慣らし保育を行う事が出来た時のお話をしたいと思います。
桜の花びらが散る中、ひよこ組の子ども達を乗せたバギーを押していた時のお話です。私が受け入れた子ども達は、初めての場所や雰囲気、パパ・ママから離れて不安な気持ちなどから泣いていた3人を気分転換を兼ねバギーに乗せていたのですが、ふと隣にも同じように泣いているＢ君がいる事に気が付いたＡ君。Ｂ君の方に手を伸ばし相手を触ってみる姿が見られます。すると、泣いていたＢ君も同じようにＡ君に手を伸ばし触れるのです。そうこうしているうちにＡ君とＢ君は泣き止みニコニコとほほ笑む様子が見られたのです。
今回のように言葉がない状況においても、自然とそばにいる子ども同士が関わりを持ち、心を落ち着かせることができました。私達保育士は子ども同士の関わりや大人との関わりを大切にしながら日々の保育を行っていきたいとおもいます。朝の挨拶や食事の時の声かけなど、基本的な流れから毎日の積み重ねを子ども達の成長につなげていきたいと思います。
ひよこ組 蛭﨑 晶弘
