だんだんと暖かい日が続いてきましたね。さて新年度が始まり、あっという間に1か月が経ちました。感染症の影響で日々状況が変わり不安もありますが、元気いっぱいに登園してくれているひよこ組のお友達の様子を少しお話したいと思います。
朝はやっぱりママやパパと離れることが寂しくて大号泣のA君。保育士が抱っこをしていてもしばらく泣いています。おもちゃの音を鳴らしてみたり、お歌を歌ってみたりとA君が少しでも笑顔を見せてくれるようにと保育士は試行錯誤です。
ある日ののこと、A君がおもちゃを支えにしてつかまり立ちをした時、ニコっと笑顔を見せてくれたのです。笑顔を見せてくれたA君ですが、つかまり立ちができが出来て嬉しかったから笑顔になったのか、ただ楽しかったのかな~?嬉しかったのかな~?A君が笑顔を見せてくれた理由はわかりません。
子どもが泣いているとどうしても早く泣き止んで欲しいという大人の気持ちばかり先走ってしまい、あの手この手で泣き止ませようと大人が頑張ってしまいがちですが、一歩引いてみる事も大切だと気付かせてくれた瞬間でした。案外こうした何でもない一瞬でニコっと笑顔を見せてくれたり、子どもから何かを発見して泣き止んだりと、大人が気を貼らないでニコニコしているだけで子ども自身も安心してくれるのだと感じました。
毎日少しずつ成長していく子ども達の一瞬一瞬の表情や変化を見逃さないように関わっていこうと思います。
ひよこ組 村田 碧