子どもたちは日々新しいこと、大人が想像出来ないような物を作ったり、作品を生み出したりしています。専ら廃材遊びは大人気。今日はそんな廃材遊びでの作品作りの様子についてお話しさせていただきたいと思います。
この大作は“ジャックと豆の木”を再現した作品です。
子どもたちが先日園庭遊びをしている時、職員と“廃材に使える材料を探そう!”ということになり、みんなで木の実や葉っぱなどを集めたのです。見つけた材料で何を作ろかという話しになった時に1人の子が緑の実を見て「豆だから、ジャックと豆の木を作るのはどう?」という案を出し作り始めました。この作品が出来上がるまでには2週間ほど掛かりました。色々と出来上がってくると「あれもつくろう!」「こういうのもあったほうがいいね!」など子どもたちのアイディアからどんどん作品の大きさ、スケールもダイナミックな、一人一人の創造性が発揮された素敵な作品が完成しました。
さて、”創造性”は子ども達が生まれながらにして平等に持っている先天的な才能であると多くの人が考えています。しかし全ての子どもが同じ能力を持っているわけではないので、全ての子どもが等しく創造的なわけではありません。創造性は健康で幸福な人生を送るための重要な要素と言われています。創造性は芸術的・音楽的な表現に限らず、科学や数学、さらには社会的・感情的知性にとっても不可欠です。
創造的な人の方が柔軟に問題を解決にみちびき、技術的な進歩に適応し、目の前のチャンスを手に入れることができるようになります。子どもたちの創造性にいつも驚かされることが多いのですが、それを当たり前とは思わずに、これからも子どもたちの創造性を最大限に発揮出来るような環境、関わり方をしていきたいと思います。
幼児組 阿部 梨絵