先月、子どもたちが頑張った運動会がありました!日々の生活の中でも自然と運動遊びを楽しむ姿が多く見られ、その中での年少児のエピソードを書かせて頂きます。Aちゃんは運動遊びの中で鉄棒の前回りが出来るようになり、出来た事が嬉しく、園庭の鉄棒でも前回りの練習を頑張るようになりました。でも、園庭の鉄棒は室内の鉄棒と違って少し高さが高いのです。なので、Aちゃんは室内で出来ていたのに、園庭だと前回りが上手く出来ない事をとても悔やんでいました。Aちゃんはそれから毎日園庭に出ると一目散に鉄棒に行き、部屋に入るまでずっと鉄棒で前回りの練習をしていました。「お家では出来たのに…」「あとちょっとなのに…」と言いながら、いつも悔しがっていました。そんなある日、園庭の鉄棒で前回りが出来るようになったのです!出来た瞬間Aちゃんは「やった!やった!ママに教えてあげよーと」とニコニコの笑顔で喜んでいました。
子どもの力は無限大ですね!!
幼児期の運動遊びは重要であると言われています。 運動遊びは身体を動かす事自体が楽しみであり、その結果として「体格の向上や運動機能の発達などの身体的発達に役立つ」と言われています。 また、幼児期の5歳ごろまでに大人の約8割程度までに神経機能が発達するとされています。そのため、リズムに合わせて動いたり、力の加減を調節ができたり、といった運動をコントロールする能力が顕著に伸びる時期でもあります。運動を調整する能力は、新しい動きを身につけるときにも重要です。幼児期にこの基本的な能力を養っておくと、応用した複雑な遊びや動きの基礎をはぐくむだけでなく、さまざまな危険から身を守るための基礎をはぐくむことにもなります。幼児期に養われた運動調整能力が、幼児期以降の運動発達の基盤を形成するといっても過言ではありません。子どもたちの大切な幼児期。子どもたちがすくすく育つようこれからも体を使った、楽しい活動をしていきたいと思います! 幼児組編 阿部 梨絵