木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

『「まなぶ」は「まねび」』幼児組編

2020.12.21

年長児のYちゃんは絵本を作っていました。

 

 

 

 

 

 

 

去年の年長さんが絵本を自分たちで作って遊んでいるのを見ていたのでした。Yちゃんはもともとお絵描きが好きでした。去年も年長さんが絵本を作って遊んでいるのを真似て、作ってみようとしていましたがどうやってお話を作ったらいいのか分からずにイラスト集的な本を作っていました。Yちゃん自身も「これは絵本じゃない・・・」と自分で作った本はみんなに見せたりはせずにいました。Yちゃんが年長児になり、また絵本を作ろうと思い、紙を重ねて作った真っ白い本を手にして、どういう本にしようか考えていました。Yちゃんが以前から面白いと思っていた“猫ちゃんドライブ”という本で、「この本を自分で作ってみたら面白いだろうなぁ」と考え、絵本を見ながら絵本を作り始めたのでした。

保育所保育指針では、育みたい資質・能力として、“生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、次に掲げる資質・能力を一体的に育むよう努めるものとする”としています。

(ア) 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「知識及び技能の基礎」

(イ) 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力、判断力、表現力等の基礎」

(ウ) 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性等」

学ぶための基礎を培うことが大事なのですが、“学び”の始まりは“真似び“とされています。実際の絵本から、絵の書き方を“真似び”、文字を“真似び”、ストーリーの作り方を“真似び”、絵本を作り上げたYちゃん。子どもたちは色んなことを真似び、学んでいるのですね。 幼児組 宮川 盾夫

 

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