木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「お当番活動を通して~変化と成長~」2歳児りす組編

2021.01.04

りす組では5月からお当番活動をしています。事務所に人数報告をしに行ったり、給食の先生にその日のデザートを聞きに行ったり、みんなの前に立って何かを発表するなどの仕事があります。そんなお当番活動を始めてから早7か月経ちましたが、この7か月の間に子ども達にこんな変化が見えはじめてきたのです。

まずは…給食室にデザートを聞く場面。給食室の扉を開けて「りす組です!今日のデザートは何ですか?」と言って聞くお仕事があります。デザートを聞くだけの場面なんですが…子ども達にとっては保育室と違う雰囲気を感じるようでなかなか給食室の先生に声がかけられずモジモジして下を向いてしまい声を掛けられません。結局保育士がデザートを聞く。という事がしばらくの間続いていました。しかし、最近のお当番の姿をみていると、子ども達が自ら扉を開けて元気よく「今日のデザートは何ですか?」と聞くことができるようになったのです。

また、お当番は朝の会、帰りの会でみんなの前に立って挨拶や歌を歌っています。A君はみんなの前に立つと緊張して固まってしまいなかなかみんなに伝えることができず、保育士と一緒に発表していました。ある日のA君がお当番の日に話すテーマは「今日楽しかったこと」。いつもだと緊張してしまうA君なんですが、今日のA君は違っていました。楽しかったことは今日の事ではありませんでしたが、「ママとパパと船に乗ったことが楽しかった」と、家族で船に乗った楽しい思い出をみんなの前で堂々と話すことができたのです。りす組でお当番をしていた7か月間、緊張からモジモジしていたA君の姿を見守ってきたからかもしれませんが、A君が堂々と発表する姿を見て、保育士は感動し大きな拍手を送ったのです。A君はお当番としてみんなの前に立つ経験と保育士と一緒ではありますが話す経験を日々重ねていくことで、自分の自信が持てるようになり発表することができたのかもしれません。お当番活動を継続していくことで子ども達は、お当番をやり遂げる。やり遂げる達成感から自分に自信が持てる。という事に繋がり自分に自信が持ててみんなの前でしっかりと発表することができたのではないでしょうか?

1月から幼児組に移行するりす組さん。まだまだ先の話ですが、ぞう組(何年も先ですが)になったらどんな姿になっているかな~?とこれからの成長が楽しみになってしまいます。これからも子ども達の成長をしっかりと見守っていきたいと思います。りす組 小池 達哉

 

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