ぽかぽかと温かな陽気に包まれながら、11名のお友だちを迎え新年度がスタートしました。はじめての園生活を送るひよこ組の子どもたちにとっては、毎日が大冒険!登園初日は、はじめての保育園に「この人だれだ?」「ここはどこだ?」と目をキョロキョロさせたり、大好きな保護者と離れ不安で大粒の涙をこぼしたりしていた子どもたち。慣れ保育がはじまり早1週間、子どもたちは少しずつ保育士や環境に慣れ、自ら玩具に手を伸ばし遊ぶ姿や、笑顔が見られるようになってきました。まだ生後約半年から一歳の子どもたち。目や耳がまだ未熟な赤ちゃんがどのように玩具を認識しているかご存知ですか?赤ちゃんは、まず玩具を手に取ると口に入れ舐めることでそのものが何なのか学習したり、免疫をつけたりしているのです。ですから、私たち保育士はこの4月新しいお友だちを迎えるにあたって赤ちゃんが口に入れても安全なものを用意するようにしています。心配に思う方もいるかもしれませんが、赤ちゃんの成長のうえで舐めるという行為はとても重要なもの。赤ちゃんは口に含んだものを、舌や唇、歯茎を使ってよくよく確かめます。硬さや柔らかさだけでなく、味はどうか、匂いはどうかを考えます。噛んでみたり舐めてみたり、口に入れて手を離してみたり。感じて考えることにより脳はたくさんの刺激を受け、どんどん発達していくといわれています。そんな学びの時間を保証するために、私たちは常に危険がないか安全に留意しながら、思いっきりやらせてあげられる環境を整えていきたいと思います。そして、1日でも早く子どもたちにとって保育園が楽しくて安心できる場所になることを願っています!ひよこ組 根岸 佑美
「これは何だろう?」0歳児ひよこ組編
2021.04.19