木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「伸びろ!運動能力」1歳児あひる組編

2021.05.10

あっという間に4月が終了し、新入園児たちの通常保育がスタートしました。新しいお友だちのお顔や名前を少しずつ覚え始めたり、一緒に遊ぶ姿が見られるようになりました。さて、そんなあひる組さんのお友だちのお話を今回はしたいと思います。ある日、Aくんは幼児組のお兄さんたちが遊んでいる姿を見て、いつもは怖くてチャレンジができない格子状の遊具に登ろうとしていました。Aくんは体を動かすことが大好きな男の子で、ひよこ組の時から園庭の大型遊具のボルダリングを登ることができましたが、格子状の遊具はあひる組のAくんにとっては少しハードルが高い遊具でした。それでも自ら「やってみよう」と少し怖がりながらもチャレンジしようとしているので、「気を付けて登ってね」と声を掛けるだけにして見守ることにしました。

 

 

 

 

 

Aくんは格子状の遊具に足を引っかけて登ろうとしましたが、格子に手を置くとそのまま体が下に落ちてしまい、下にいた私ともう一人の職員にすかさずキャッチされてAくんの大冒険は終了しました。落ちてしまった為驚いた顔をしていましたが「ここまで出来て凄いね!」と褒めると照れたように笑っていて、なんだか見ていた私も嬉しくなってしまいました。さて、Aくんが楽しんでいた「運動遊び」ですが、保護者の方の中で「運動が得意な子になって欲しい…」「両親ともに運動が苦手だから我が子はどうかしら…」と考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?実は運動が得意になる可能性は誰にでも持っていて、その可能性は8歳までにさまざまな運動遊びを経験することで伸ばすことができると言われています。神経の発達はとても早く5~6歳で80%に達し、動作取得のスピードが最も高まるのが8歳だそうです。また、運動遊びで大事にしなくてはいけないことの1つが「強制せず、自発性を大切にすること」とされています。Aくんのように少し難しい運動にチャレンジすることも運動能力を身に着けることにおいてとても大事なことということです。あひる組の子ども達はますます活発に体を動かして遊ぶようになってくると思いますので、安全で楽しめる運動遊びの環境を整えていきたいと思います。

あひる組 田所 未帆

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