木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「植物に触れよう!」

2021.05.24

木月保育園では毎年園庭の花壇で様々な野菜を育てています。それに加えて昨年度から新たな取り組みとして始めたことが「摘んで遊べる雑草や花を植える」ということです。保護者のみなさまの中にも子どもの頃公園にあるお花を積んで遊んだ経験ある方もいらっしゃるのではないかと思います。お花を使って色水遊びをしたりシロツメクサで冠を作ったりした思い出はありませんか⁈今はそういった経験が出来る場所や機会が減っているように感じます。そこで、子どもたちに自然と触れ合いながら遊ぶ経験をしてほしいと思い、数種類の雑草を植えようと考えました。春になり、花壇に花が咲くと子どもたちは変化を感じて見にきました。たくさん咲いたのはナズナです。ナズナは、葉がひとつひとつ取れないように下に下ろし、つまんで前後に揺するとでんでん太鼓のように音がペンペンと鳴ります。興味を持っていたAちゃんに渡すと、花を触って音が鳴ることを発見し、嬉しそうにぺんぺん鳴らしていました。(ナズナの事を「ぺんぺん草」と呼んでいることもあります。)それから毎日お花を摘んだりお皿に入れたりして遊んでいました。Bちゃんは砂をカップに入れて石とお花を使い顔のパーツに見立てて顔を完成させていました。その発想に驚かされました!他にも、積んだお花を使って砂場でお花のケーキを作ったり、お花をお母さんにあげると言って大事に持ち帰る子もいました。植物に触れて何かを感じることで新たな発見があります。「綺麗だな」と感じたり、「土が乾いているのでお水をあげよう」と水やりをしたり、匂いや手触りや音を感じたり、色々な気付きになります。遊びに発展させられるとさらに植物への関心が深まり大切にしようとする心も生まれます。木月保育園の子どもたちにはこういった発見や気付きを体験してもらいたいと思っています。次はどんな花を植えようか?どんな発見が見られるか?と、ワクワクしています。園庭には笹の木があり、葉では笹笛や笹舟を作って遊ぶこともできるので、そんな遊びの体験させていきたいと思っています。フリー鷲巣 美穂

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