保育園生活にも慣れ、毎朝笑顔で登園してきてくれるひよこ組の子ども達。最近はクラスのお友達とも一緒に遊ぶ姿も見られるようになってきました。木月保育園では、クラス保育も行っていますが、異年齢保育も大切にしています。ひよこ組では、夕方の時間にひよこ組保育室と廊下、隣のあひる組保育室を解放し、自分の遊びたい場所へ子どもたちが自由に行き来できるような環境作りをしています。最近は保育士が廊下の準備を始めると、扉の前にスタンバイし、準備が整い扉をあけると、勢いよく廊下へ向かってハイハイしている子ども達です。0歳児クラスと1歳児クラスの異年齢保育を行うことで、少しずつ1歳児クラスのお友達が、0歳児クラスのお友達へ頭をなでてくれたり、使っているおもちゃを貸してくれる姿が見られるようになってきました。ある日も0歳児クラスのAちゃんが、おもちゃで遊んでいると、本来の遊び方ではなく、おもちゃをたたいて遊んでいたところ、1歳児クラスのBくんが『ここをひっぱるんだよ!』と優しく使い方を教えてくれました。
子どもは自分よりも出来ない事が多い年下の子どもに対して、何かを教えてあげようとしたり、危険から守ろうとしたりします。自分が遊びたい気持ちを我慢して、年下の子におもちゃを貸してあげたり、靴を履くお手伝いをしてくれる姿もあります。そのような姿をほめてもらうことで、子ども達の自信へと繋がったり、自己肯定感に繋がります。年下の子どもにとって年上の存在は、憧れの感情を抱きます。お兄さんお姉さんのようになろうと新たなチャレンジを始めたり、自分より小さな子へ『こんな事をしてあげたい』といった理想を抱くようになります。異年齢保育を通して、子どもたちが自然にお互いを思いあう心が育ってほしいと思います。ひよこ組 百々 麻美