木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「こころもち」幼児組編

2021.07.26

年長の男の子が、面白いことを思い付き、実際にやってみたところの写真です。

 

 

 

 

面白いですよね〜、本当に面白いですね!!

普段の園生活ではこんなことをやらない(と私は思う)のですが、たまたまこの瞬間に私が立ち会えたことは本当に幸運で素敵なことだと思います。

「こころもち」

子どもは心もちにに生きている。その心もちを汲んでくれる人、その心もちに触れてくれる人だけが、子どもにとって、有り難い人、うれしい人である。子どもの心もちは、極めてかすかに、極めて短い。濃い心もち、久しい心もちは、誰でも見落とさない。かすかにして短き心もちを見落とさない人だけが、子どもと倶にいる人である。心もちは心もちである。その原因、理由とは別のことである。ましてや、その結果とは切り離されることである。多くの人が、原因や理由をたずねて、子どもの今の心もちを共感してくれない。結果がどうなるかを問うて、今の、此の、心もちを諒察してくれない。殊に先生という人がそうだ。その子の今の心もちにのみ、今のその子がある。

『育ての心(上)』倉橋惣三

倉橋惣三は日本の保育の父とも呼ばれる、今の保育の基礎を作った人です。昭和11年に出版された本ですが、実によく、子どものことを表していますね。私も、子どもの「心もち」に寄り添って保育をしていきたいと思います。

幼児組 宮川 盾夫

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