木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「教えてあげようか?」2歳児りす組編

2021.11.01

空を見上げると青空が高く広がり、足元には落ち葉が色鮮やかに広がっています。すっかり秋が深まり、肌を撫でる風は日に日に冷たくなってきています。りす組の子どもたちは大型遊具に夢中で吊り橋を渡るだけでなく横のパイプの所から登ってみたり、クライミングに挑戦して登れる子達も増えてきました。Aちゃんは幼児組のお姉さん達を見てロープのを登ってくるくる回る遊具に興味を持ち始め登りたいと頑張っていました。腕の力を使ってロープを持ち結び目に足をかけて登らないといけないので、なかなか足が滑って登ることが出来ませんでした。一生懸命乗ろうとしているAちゃんを見て1つ上のうさぎ組のBちゃんが「Bちゃんが乗り方教えてあげようか?」と声をかけてくれました。Bちゃんは「ロープのここを持って足をかけて、、こうやって登るんだよ!」と実際にやりながら教えてくれました。

 

 

 

AちゃんはBちゃんの言う通りにやってみました。Aちゃんの様子を見てBちゃんは「もう少し上持って!」「今足かけて~!」「もう少しで乗れる!」と声をかけてくれました。

 

 

 

Aちゃんが乗る事か出来ると「すごい!すごい!できたね~!」と一緒に喜んでくれました。異年齢保育で触れ合う機会を持つことで、他の年齢との関わり方や思いやりの気持ち、社会性や協調性を養うこともできます。同じ年齢の友だちと遊ぶことに比べ、異年齢では気持ちの伝え方や汲み取り方も変わります。自然と相手を思いやる気持ちが伸びていきます。木月保育園では異年齢保育を行っています。毎年乳児組にはお手伝い保育で幼児組のお姉さんお兄さんが来てくれるのですが、今年度は緊急事態宣言もあってこの時はお手伝い保育が中止になっていました。Bちゃんはきっと今までお姉さんお兄さんに教えてもらっていた経験からAちゃんに教えてあげたいという気持ちが芽生え教えてくれたんだと思います。Bちゃんの優しさに感激でした。Bちゃんに教えてもらった遊具の登り方をしっかり覚えたAちゃんはお友だちの見本となってロープの遊具に登って楽しんでいます!子ども達の優しさ、思いやりを沢山育ててあげられるような環境を作っていきたいと思います!りす組 斎藤 操

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