木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「なべなべそこぬけ」0歳児ひよこ組編

2022.02.21

移行が完了してから、早いことに1ヶ月が経ちました。まだまだ寒い日が続いていますが、ひよこ組のお友達は元気いっぱい!新しいおもちゃを楽しんだり、元気に体を動かしたりして過ごしています。今日はそんな日常の中から、かわいいなと思った姿をお話ししたいと思います。最近、私が子どもたちと「なべなべそこぬけ」をしていた時のことです。なべなべそこぬけは、わらべうたの一種で、本来ならば2歳くらいから子ども同士で楽しむものです。まだまだひよこ組のお友達には難しいとは思いつつも、歌のリズムを楽しめたらいいなと思いやってみたところ、意外とみんなのお気に入りになりました。今では、1人がやっているのを見ると、他の子も集まってきて「次は私も!僕も!」と言わんばかりに、両手を職員の前に出して「手を繋ごう!」「やって!」とアピールしてくれます。子どもたちは、「なーべなーべー」と歌に合わせて一緒に手をゆらゆらする動きや、2回目の「そーこが抜けたらかえりましよ!」で最後に正面にくるっと戻ってきて、職員と目が合う時が楽しいようで、きゃっきゃと声を出して笑ったり、ニコニコ嬉しそうな表情を見せてくれます。そんな子どもたちの笑顔を見て、とってもかわいいなと思っていたのですが、最近さらに「おおっ!」と思うような出来事がありました。その日も、いつものように保育士とAちゃんでなべなべそこぬけをしていました。Aちゃんはもう一回!と繰り返しやりたがっていたのですが、他にも待っている子がいたので、保育士は「他のお友達もいるから順番でもう一回やろうね」と声掛けをました。しかし、待っている間にAちゃんは保育士の側を離れて別の場所に。他の遊びをしに行ったのかな、と保育士がAちゃんの姿を追って見ていると、Aちゃんは自分から他のお友達と両手を繋ごうとしていたのです。この姿を見て「すごい!お友達となべなべそこぬけをやろうとしてる!」とびっくりしたと同時にほっこりした気持ちになりました。今までは保育士としかやっていなかったですし、お友達とやるんだよ〜と教えた訳でもありません。Aちゃんが自分でお友達とやってみようと考えたのだと思うと、とても成長と嬉しさを感じました。お友達との関わりが少しずつ増えてきたひよこ組のこどもたち。手を繋ぐ、という部分に焦点を当ててみると、遊びの中だけでなく、お散歩などでもお友達と手を繋ぐ機会が増えてきました。そんな中で、楽しく手が繋げるというのはとても大切なことだと思っています。これからも遊びを通して、一人遊びも楽しみながらではありますが、少しずつ友達と関わる楽しさ、手を繋ぐ楽しさを感じていけるようにしていきたいです。

 

 

 

ひよこ組 川上

top