木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「貸して~♫」0歳児ひよこ組編

2022.03.21

今年度も残りあとわずかとなりました。この一年で一人ひとりが自分のペースで大きく、たくましく成長した姿を嬉しく感じています。様々な面で日々成長をしている子ども達ですが、今日はお友達との関わりのお話しをしたいと思います。 4月に入園したばかりの頃は、1人遊びや保育士との関わりが中心でしたが、最近はお友達同士、一緒に遊ぶ姿が多く見られるようになってきました。1人のお友達が遊びを始めると、その遊びを真似て一緒に遊ぶ姿が見られます。 しかし一緒に遊ぶ中で、お友達へ気持ちを伝える事が難しいため、お友達が使っている玩具が欲しくてとってしまいケンカへと発展してしまうこともあります。 その都度私たち保育士が間に入り、ジェスチャーで『貸ーしーて!』と相手のお友達へ伝えるよう、お話ししています。しかしジェスチャーで貸してと言われても相手の子も『いや!』と、中々貸し借りがうまくできずにいましたが、 ある日Aくんが車のおもちゃで遊んでいるBくんへ『貸して♫』と伝えるとBくんは少し悩みながらも『はい!』とAくんへ貸してあげることができました。

 

 

 

その姿を見てとても嬉しく思い、たくさん褒めていると、その場面を見ていた他の子どもたちも、一緒に手をパチパチして見ていました。 その日をきっかけに他の子どもたちもお友達とのおもちゃの貸し借りをする姿が多く見られるようになってきました。子どもたちは、友達と一緒に遊んだり活動したりする中で共に過ごす楽しさを味わうようになっていきます。友達の様子を観察し、模倣したり、一緒に遊ぶ喜びを味わうことは、社会性の発達を促し、より豊かな人間理解へと繋がっていきます。また子ども同士で遊ぶ体験を重ねることにより、想像力を発揮しながら、長時間にわたって集団での遊びを豊かに展開していくようになります。 友達やまわりの人と共に過ごすことの楽しさを十分に味わうことが乳幼児期には特に重要と言われているため、子ども達の関わりの大切さを改めて実感し、大切にしていきたいと思いました。ひよこ組 百々

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