木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「継承される思い」幼児組編

2022.03.31

4月になり新たな一年が始まりました。1年で子どもたちはどんな成長を見せてくれるのかワクワクとドキドキが職員の中にも溢れてきています。昨年度末に、新年長児と3月に卒園した新1年生による「バチの継承式」が行われました。木月保育園では、年長クラスになると外部から講師の方を招いて和太鼓指導が始まります。一年を通して練習を重ね、盆踊りや生活発表会などで披露をしていき卒園式の場で集大成を見せる形となっています。継承式では、年長児は最後の披露と年中児へのバチの継承と1番のリズムを教えてあげるという使命があります。昨年も一昨年も同じように子どもたちの手から新たな年長になる証として受け継がれてきたバチ。今まで憧れであった和太鼓が自分の手に託された時の子どもたちの笑顔はしっかりと受け継がれているのだと毎回のように感じます。

 

 

 

託す子どもたちの顔には、1年間頑張ってきた時間と自信が見られます。また託された年中児の子どもたちは、年長になるという喜びや期待、さらには不安も混じりながらも高まる気持ちから笑顔も見られます。年長児のAくんは「バチはこうやって持つんだよ」「立つ時の足は左足が前にして」などと伝えると年中児のBくんは「まじむず」「左足ってどっち?」などと言いながらも一生懸命Aくんの話を聞いていました。新年長児のBくんはこれから一年かけて、和太鼓を練習していきます。そして次の年長児へバチが受け継がれます。継承式だけではなく、子ども同士の思いのバトンは日々の練習する姿などからもしっかりとつないでいくことができているのだと改めて感じることができました。新年長児はどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。幼児組 蛭﨑

top