木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「チャレンジ!ボルタリング」りす組

2022.04.04

園庭の桜が満開になり、待ちに待った春がやってきました。子どもたちは桜吹雪の中で遊んだり、少しずつ姿を見せるようになったアリの観察などを楽しんでいます。今回はそんなある日のAちゃんのお話をしたいと思います。りす組のAちゃんは登り棒で降りることができたり、鉄棒のぶら下がりも上手でとても運動神経が良い子です。ある日、幼児組のお友だちがボルダリングにチャレンジしている所を見ると「Aもやりたい」と言ってAちゃん初のボルダリングチャレンジがスタートしました。実は園庭にはボルダリングができる所が2箇所あります。どちらも数年前に新設された大型遊具に設置されているのですが、斜めに配置されている簡単な物と垂直に配置されている難しい物があり、Aちゃんがチャレンジしようとしているのは難しい垂直のボルダリングでした。手と足を上手に使いながらホールドを探して登り続け、最後は「怖い…」と呟きながらもなんとか上まで登りきりました。

 

 

 

 

「落ちたらすぐにキャッチしないと!」と思い下で職員2名で控えていましたが、そんな心配もなくAちゃんのチャレンジが成功しました。もちろんAちゃんは大喜び!私も「Aちゃん凄いね!手と足を上手に使うことが出来てたよ」と褒めるとにっこりと笑ってくれました。さて、Aちゃんが今回チャレンジしたボルダリングですが、よく保育園や児童施設等でも見かけるようになってきました。なぜかわかりますか?実はボルダリングは全身運動でもありますが、頭を使って考えるゲームのような楽しさがある運動です。全身の力を使って登ることはもちろんバランス感覚や柔軟性も必要になる時があります。また、登るコースを考えて使って良いホールドを覚えたり、探したりすることにより集中力や思考力、判断力や計画力や問題解決能力もつくと言われています。これらはボルダリングを楽しむ際にも必要な能力でもありますが、これから子ども達が生きていく上で必要な能力でもあります。保育園や児童施設等でも楽しみながら身につけて貰いたいと思って設置されるようになってきているのでしょうね。体や頭を動かして楽しんで遊び、子ども達の今後の生きていく為の力になるという一石二鳥のボルダリング。これからAちゃん以外のお友だちも果敢にチャレンジして貰えたらと思っています。りす組 田所

 

 

top