入園・進級から一カ月。新しく入園した子ども達も、慣れ保育期間を経て少しずつ園の生活にも慣れ笑顔が見られるようになった気がします。木月保育園では「子どもたちがどの職員にも慣れていき、様々な大人(人的環境〉とも関わって欲しい」というねらいから当番で職員が色々なクラスに入って子ども達と関わります。さぁ!この「慣れ保育」期間…乳児組の保育室にいざ入ってみると…「ぎゃ~ん」「うぇ~ん」新入園児は大泣きです!!(そりゃ、初めてママやパパとはなれるんだもんね)そして、少しずつ日中は笑顔で過ごせてきたと思ってきたら、今度は初めての午睡に、またまた大泣きの子ども達!!4月の保育園って…毎年こんな感じです(笑)「もう大変!!」そう思う方もいるかもしれませんね。けれど、大変だけではないんですよ。
ある時、登園から泣いているAちゃんがいました。職員が抱っこをすると、お母さんと離れる寂しさに泣いていたAちゃんも少しずつ落ち着いていく姿が。そこで、次は一緒に膝の上で絵本を読みました。読み聞かせをしながら一緒に膝の上で絵本を読みました。読み聞かせをしながら一緒にページをめくっていくと、目線は次第に絵本の方へ。いつの間にかAちゃんの涙も消えていました。そして、数日後…。当番でAちゃんのクラスに入るとAちゃんは自分でお部屋の絵本を取り出し、自分から絵本をめくったり、「読んで~」というように自分でお部屋の絵本を取り出し、自分から絵本をめくったり、「読んで~」というように自分に渡してくれたりするではありませんか!この数日でこんなにも変化が。保育士として素敵な瞬間に巡り会えました。一緒にページをめくる。自分でめくる。めくると目が合う。表情が和らいでいく。自分で絵本を探しに行く。「慣れ保育」のこの期間。「大変さ」を見るか?「豊かさ」を見るか?大変さに目を向けると苦しくなり、豊かさに目を向ければ楽しくなります。(そう僕は考えています)ものの見方で毎日変わる。2歳児 りす組 小池