先日、ブロック遊びをしている中で「なるほど」と思う遊び方に出会いました。K君が電車のような物を作り、レールも作って走らせていました。よく聞いてみると「モノレール」を作っていたそうです。走らせていたブロックを見てみると、車両が走るレールもブロックで作られていました。
さらに近づいて見てみると、普段は上の向きで構成されているブロックがレール部分だけは、上下反対にしてあり、車体が滑らかに滑るように工夫された作品になっていました。どうやって作ったの?と聞くと絵のついた靴下とか見ながら、こうしたらいいのかなと思って作ったと教えてくれました。大人から見ても、どうやって作ったのだろう?と感じる作品です。周りの子どもたちにとっては、とても魅力的なので、側に来て見ている子ども沢山いました。すると、作った物を他のお友だちにも作ってあげたり、貸してあげる姿も見られそのやり取りも素敵だなと思いました。子どもの発想力や工夫する力は私には思いつきもしない形を見せてくれています。
遊びを通して、子どもたちは何かに熱中する楽しさを知り「こうやったらもっと楽しくなるんじゃないか」と、工夫を凝らしたり、粘り強く挑戦したりすることを学んでいっています。子どもたちは「遊び」の中から自分なりの考えを巡らせ、新しい遊びを考え出す独自性や柔軟さを身につけていくのだと感じています。遊びの中での、子どもならではの発想力や想像力、表現力などひとりひとりの得意な事を通して沢山経験して欲しいと思いました。 幼児組 中川