木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「まねっこじょうず」0歳児ひよこ組編

2022.07.18

7月から2人のお友だちが増えたひよこ組さん。前からあるお友だちはすっかり慣れて、新しいお友だちが泣いていても逞しく遊んでいます。 そんなひよこ組は1歳児あひる組と一緒に朝の会から参加して朝のおやつを食べています。

 

 

 

ある朝、みんなでレストランの椅子に座って朝の歌を歌うと、楽しそうに振りをつけながら歌っているあひる組のAちゃんの横で、ひよこ組のBちゃんが何気なく手を動かしていました。歌になっているだけかと思ったら、きちんと朝の歌の振り付けで、歌に合わせて行なっていました。Bちゃんは元々歌が好きなのですが、朝の歌だけでなくおやつの歌の振りも覚えていました。「Bちゃん、じょうず〜」と拍手で褒めると、Bちゃんも拍手をしてニコニコ嬉しそうでした。また、その隣に座っていたひよこ組のCちゃんも、Bちゃんを見ながらなんとなく手を動かしたり歌に乗っていました。またお部屋で遊んでいる時、私が「いないいないばあ」をやって見せると、Dくんがまねっこして「いないいないばあ」をやってくれました!私がニコニコしていると、Dくんも同じようにニコニコして、その後何度もやって見せてくれました。そして、周りにいたお友だちも何人か「いないいないばあ」を披露してくれたのです。さらに、私が披露してくれた子をいいこいいこしていると、Dくんもお隣のお友だちをいいこいいこしていて、とても微笑ましい光景となりました。

 

 

 

まだ1歳になったばかりの赤ちゃんですが、日々大人が話している言葉や身振りをよく見ています。何をしているのかな?何を言っているのかな?どういう意味なんだろうな?と見ながら考えているのだと思います。それを『まねっこ』して見せ、周りが喜び褒めてくれると、子どもたちも嬉しくなります。また、正しい意味も覚えていきます。このまねっこ…いわゆる『模倣』は成長の上で本当に大切なことです。真似をし、その真似に対しての周りの反応を見て色々なことを学んでいます。言葉が話せないからわからない、と思って周りが話さないでいると言葉の獲得はできません。行動も然りです。『模倣』だけでなく、そのときに『反応』することにより、獲得していくことが多くあると思います。赤ちゃんだけではなく、小さいうちは特に大人のまねっこをします。何気ない素振り、言葉遣いなど、子どもたちに良い影響を与えられるよう大人も気をつけなければならないなと身が引き締まる思いです。ひよこ組の子どもたちがたくさんまねっこをして、できることが増えていく成長がとても楽しみです!      ひよこ組 新屋

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