「〇〇ちゃんまだ寝ない!」と「寝るの嫌だ!!」
時々、午睡前なると体力が有り余ってテンションが上がってしまい、楽しくなってしまう子どもたち。ご家庭でも「もう寝る時間よ!!」と寝かそうとすると、逆に反発して寝ようとしない‥(涙)。そんな経験のある方もきっといるでしょう。まだまだ2歳〜3歳の子どもたちは午睡中、身体を休めないと夕方にイライラしてしまい、怪我をしてしまう恐れがあります。どうすれば、子どもが子ども自身で身体を休めるようになるんだろう‥そんな午睡の時のお話です。Aちゃんは言葉のやりとりが上手になってきたプリンセスが大好きな女の子。午睡中も「エルサ大好きなの!」とお話が止まりません(笑)『エルサはいいからもう寝る時間!!』とは言わずに(笑)Aちゃんとこんな対話をしてみました。
保)『Aちゃんはプリンセス大好きなんだね』
子)『うん!』
保)『Aちゃんはプリンセスみたいに大きくなりたい??』
子)『プリンセスなりたい!』
保)『じゃあ、プリンセスみたいに可愛く大きくなるために、寝て身体を休めることが大事なんだよ』
子)『大きくなれる?』
保)『うん!寝るとちょっとずつ大きくなっていくよ〜』
子)『おやすみ〜』
そんな対話をしながら、足の裏やかかとをマッサージしているとAちゃんは眠りについていきました。Aちゃんはちょっとだけ午睡の意味を理解したみたいでした。子ども自身が午睡の意味をちょっと分かると、自ら「寝よう!」と切り替えていくんですね。『午睡』=『静かにする(お話ししない)』とイメージしがちですが、言葉のやりとりが上手になってくるこの時期の子どもたちは『対話(スローダウン)』も眠くなるおまじないなのかもしれませんね。少しずつ午睡の意味が分かり、自ら布団に入り眠りにつけるようになって欲しい、りす組のこの時期。子ども自身が午睡の主役になれるよう、一人ずつ『対話』を重ね、生活をサポートしていきたいと思っています。
私の好きな言葉『急がば回れ 一人ずつ一人ずつ』
午睡もまさにこれですね。
りす組 小池