木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「絵本から深まる経験」0歳児ひよこ組編

2022.12.12

今年度のひよこ組の子どもたちはなんといっても食べることが大好きなクラスです!最近、子どもたちの姿を見ていて好きなことは遊びにも繋がっているということを感じさせられています。ひよこ組の子どもたちが好きな遊び、それは絵本を読むことです!数ある絵本の中でも特に食べ物が出てくる絵本が人気です。今人気なのは「れいぞうこ」という絵本です。最初の頃はあまり手にとられない本でしたが、保育士が読み聞かせをしていくことで子どもたちが自ら手に取って見るようになりました。Aちゃんは毎日この絵本を持ってきてくれます。「れいぞうこさーん」「ぎゅうにゅうさーん」という呼びかけに「はーい」と元気にお返事をしてくれます。最後には「いただきます」というフレーズで手を合わせて絵に描いてある食べ物を摘み、私や周りにいるお友だちに食べさせてくれました。毎日繰り返し読むことで興味が広がっていき、Aちゃんだけでなく他の友だち同士でも絵を見て食べさせ合うやりとりが見られるようになりました。「れいぞうこ」を読むことで「お返事」「ご挨拶」「食べ物を摘んで口元へ運ぶ」「周りの人と関わる」という経験ができます。この絵本にはひよこ組の今の時期の子どもたちが学べることがたくさん詰まっています!絵本からも子どもたちの発達を促すような役割があるようです。また、時々読むというよりは、毎日読むことで子どもの中に浸透していくのだと思います。これからも子どもたちの発達に合った絵本をクラスに設置し、子どもたちが自由に手に取れるような環境を心掛けて、子どもたちの経験や心を豊かなものにしてくれるような絵本に出会っていきたいですね。ひよこ組 鷲巣

 

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