年が明け、進級するまで3ヶ月となりました。現在、乳児は前クラス進級の準備段階として、数人ずつ進級するお部屋で生活しています。ひよこ組(0歳児)でも数人ずつあひる組(1歳児)のお部屋で過ごして生活をしています。あひる組では、ひよこ組に比べて、遊ぶ玩具も一回りレベルの高いものがあり、また自分で身の回りのことをできるような環境になっています。その為、あひる組のお部屋の中は、1歳児数名、0歳児数名の子どもたちがいます。その中で異年齢交流ができる環境になっています。つい先日このようなことがありました。お部屋にいた1歳児のAちゃん、0歳児のBちゃん。Aちゃんがおむつ替えをした後に自分でズボンを履いているところを近くにいたBちゃんがじっと見ていました。
見たあと、私の顔を見て「こうやって履くんだね。」と言っているかのような顔をしていました。その後、Bちゃんがおむつ替えとなり、Aちゃんの姿を見ていたのでズボンに興味持ったかなと思い、Bちゃんの前にズボンを広げて置きました。すると、ズボンを持って足を入れようと頑張っていましたが、なかなか入らず途中で諦めてしまいました。諦めてしまったので、一緒に声をかけながら履くと、最後は満足そうに笑っていました!できたことの達成感があったのではないかなと思います。その達成感につながる声がけや介助を大人側のタイミングをとらえ、見守りながら、これから自分でできることが増えるように少しずつ練習を積み重ねていきたいと思います。日々の保育の中で、周りで起こりうる様々な物や現象に興味を持っている子どもたち。今までは、大人(職員)が子どもたちの着脱をサポートしていましたが、最近になって着脱を自分でやりたがる姿や、お部屋にある靴下を持ってきて「履かせて!」と言ってくることが多くなりました。今、お部屋には0歳児、1歳児と異年齢保育をしている状態になります。1歳違いのお兄さんお姉さんがやっている姿をじっと凝視して見ている姿が多く見られます。園庭でも遊び方を観察している姿が見られます。このように年齢が低い子どもが年齢の高い子どもの真似をしています。真似した事を子どもたち自身で頑張って自分でやろうとする姿を保育士が気持ちを汲み取って一緒に行うこともとても大事になります。保育士と一緒になって行い、成功体験が積み重なると子どもたちの自信につながります。子どもたちの気持ちを大切にし、自然と自分から進んで、経験ができるように日々の保育の中でも取り入れていきたいと思います。ひよこ組 河田