年が明けて寒さは増す一方ですが、園内では子どもたちの元気な声と笑い声につられて不思議と職員も寒さを忘れて汗ばむことさえあります。冬ならではの遊びや楽しみを見つけながら今月も元気いっぱい過ごしていこうと思います!そんな今日はほっこりする子どもたちの絆についてのお話をしたいと思います。木月保育園では0.1歳児・幼児クラスは異年齢保育をしていますが、2歳児(りす組)のみ単独保育をしています。そんなりす組も早いものでもうすぐ幼児組に仲間入り。4月から始まる新生活は子どもだけでなく大人も不安…そこで1月より数名ずつ順番に現担任と幼児組にいき、3ヶ月をかけて新しい生活に慣れていく移行があります。その為1月よりりす組保育室の中では「〇〇ちゃんがいない」「〇〇くんは今日もお休み?」なんて言葉が少しずつ聞こえてきます。新しい生活への期待や楽しみもあるとは思いますが、子どもたちからしたら毎日毎日を共に過ごしたお友達がいきなりいなくなってしまうのは寂しいものですよね。そんな移行も2週目に突入し、クラスの半分は幼児組に、半分はりす組にという日でした。幼児組に移行している子どもたちが夕方園庭に出ると先に園庭に出ていたりす組保育室の子どもたちが姿が見えた途端に大きな声で駆け寄ってきました。「一緒に遊ぼう!」「〇〇ちゃん〜会いたかったよ〜!」と保育室はもちろん活動内容が異なることでなかなか会えないお友達との再会を噛み締めている子どもたち。とはいえ話している様子は昨日いやさっきぶりと言った雰囲気で「これをこうするんだよね〜」「こうしてこうするぞ〜!」と年明け前まで見ていた子どもたちの世界観がすぐに広がっていました。
会えなかった時間はたったの数時間だったのかもしれませんが、子どもたちにとって『同じ年の子』というのはやはりどこか特別なのかもしれませんね。同じ年の特別な絆にほっこりした瞬間でした。異年齢保育を行うことで、年下の子はお兄さんお姉さんを身近に見ることが出来、たくさんのことを吸収して刺激を受けながら多くの学びにつながることがあります。逆に年上の子にとっても自分が小さい頃に教えてもらったことを自分もやって見たい!と思えたり小さい子に教えることで新たな気づきにつながることもあるのかもしれません。子どもたちにとって一概にどんな保育がよいという正解はないのかもしれませんが、今しかないみんなの大切な時間の中で楽しさ、悔しさ、寂しさ、喜び等たくさんの経験を一緒に共有して見守っていければいいなと思います。りす組 鎌田