まだまだ寒い日が続いていますが、子どもたちはそんな寒さにも負けず、元気いっぱい遊んでいます。また、早いことに移行してあひるぐみで過ごし始めて1ヶ月が過ぎました。すっかり環境にも慣れ、新しい玩具など楽しんで過ごす姿が見られます。日々子どもたちと過ごす中で、大きくなったなと感じることばかりの毎日。今回もそんな日々の中の一コマをご紹介させていただきます。今年のひよこ組は食べることが好きなお友達がたくさんいます。Aさんもその1人で、以前から職員と一緒に絵本を読みながら、本に出てくる食べ物をパクパクと食べるのを楽しむ姿がありました。ある時、いつものようにお気に入りの絵本を持ってきて、職員に読んでもらっていたAさんのところへ、他のお友達が来て一緒に絵本を見始めました。そのままみんなで絵本を楽しんでいると、Aさんは自分でパクパクとした後に、側に来たお友達に向けても「ん！」と食べさせてあげようとしたのです。最近自分で食べるだけでなく、職員に食べさせてくれる姿はあったのですが、お友達にも食べさせてあげるなんて！と、微笑ましい姿にほっこりしました。そして同時に、お友達との関わりが増えてきたなと成長も感じたのです。改めて日々の生活を振り返ってみると、このエピソードの他にも、最近子ども同士の関わりを感じた場面がたくさんありました。例えば、、、職員とBさんがなべなべそこぬけをしていた時のことです。今までは子どもと職員でやることが多かったのですが、僕も私も！と次々と参加したがる子が増えたので職員と子ども2人の3人でやってみることに。するとその後、子どもだけでも手を繋いでやってみようとする姿が見られました。２つのエピソードにあった姿のように、子どもたちは大人との関わりを通して、次はお友達ともやってみよう、という気持ちが芽生えているのではないでしょうか。まだまだ１人遊びが主ではありますが、集団で過ごす中でお友達を意識することができるようになっていくのです。少しずつ友達や周囲の人への興味や関心が高まるこの時期の子どもたち。そんな関わりたいという素敵な気持ちを大切にしながら、これからも関わり方や、関わることの楽しさを伝えて行きたいと思います。ひよこ組 川上
川上雪乃
