木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「わ!いたよ~!」2歳児りす組編

2023.05.01

進級から1ヵ月が経ち、新しい先生にも慣れ、お友だち同士で関わりながら遊ぶ姿がたくさんみられるりす組の子ども達。今回はたくさんあるエピソードの中から、春ならではの自然、生き物に関するお話をしたいと思います。

春になり暖かくなってきた園庭には様々な虫が見られるようになりました。りす組の子ども達も虫に興味津々で毎日あり探しに夢中!友達同士で木の根っこのあたりを真剣に見つめて、ありを見つけると、そうっと捕まえて嬉しそうに職員に見せてくれてます。今年のりす組さんの力加減はとても優しく捕まえてくれるので感心しています。そんなある日、職員が木の枝にてんとう虫が止まっているのを発見しました。子ども達の集まってきたので一緒によーく観察してみると、なんと卵を産んでいる真っ最中だったのです。

 

 

 

こんな場面に遭遇することは滅多になく、とても貴重な機会なのでみんなに「みるだけにしようね」と声をかけ、見守ってその日は終わりました。翌日、昨日てんとう虫を見ていたうちの1人のAちゃんが卵の様子を見にきていました。近くにいた職員に「あった」と教えてくれます。「昨日たまご生んでたね。赤ちゃん生まれるから見るだけにしておこうね」と声をかけるとうんうんと頷いてそっと観察していました。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の1つとして、「自然との関わり・生命尊重」という項目があります。「自然との関わり・生命尊重における子どもの姿とは、身近な自然の変化に感心をもち、直接触れ合うことで命の大切さを知ること。」と記載されています。そのため、保育士は1年を通して季節ごとの自然に触れられる活動を取り入れたり、命の大切さを伝えたりしています。これからも、遊びの中で季節の変化を子ども自身が感じ取れる活動を取り入れたり、動植物の世話をするときに愛着を持って関われるような体験ができるようにしていきたいと思います。りす組 川上

 

 

top