0歳児クラスの子ども達が入園してから約1ヶ月が経ちました。最初は泣いていることがほとんどでしたが、少しずつ玩具で遊び始めたり、職員が読む絵本に興味を持ち始める様になってきました。今日はそんなひよこ組にいるAくんのお話をしたいと思います。Aくんも入園当初は泣くこともありましたが、徐々に泣く時間が減り玩具で遊んだり、お布団で午睡をしてくれるようになってきました。ある日、給食の時間になりレストランに移動しようとした際、職員がハイハイの真似をした所、長い廊下を楽しそうにハイハイをしてレストランまで移動をしてくれました。「Aくん凄い凄い!上手にハイハイ出来たね」と褒めると、とびきりの笑顔を見せてくれたAくん。
褒められた嬉しさと同時に達成感も感じたのでしょうね。さて、Aくんが行っていた「ハイハイ」ですが、洋室中心の家造りが一般的になっている為かハイハイをあまり経験することなく二足歩行を始める子どもが増えてきているそうです。加えて「ハイハイは重要」「ハイハイの期間は長い方が良い」と記載されているインターネットの記事や育児本をご覧になった方は「うちの子は大丈夫かしら?」とご心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?ハイハイがなぜ重要な運動だと言われているのかというと、腕や脚の筋力を発達させ、骨盤の動きを良くし、手足の刺激で脳の発達も促すといわれているからです。また、ハイハイをすることによって、体を支える力が付き転倒しそうになった時に咄嗟に手が出て顔や体を守る行動ができるようになるので大きな怪我の予防にも繋がるそうです。保育園では、子ども達の発達状況を見ながら、マット等で小さな山や段差を作ってハイハイ運動を楽しく行えるようにしています。今後も楽しんでハイハイなどの全身運動ができるように環境を整え、行っていきたいと思います。
田所未帆