木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「好き嫌いを少なくしよう!」栄養士編

2023.07.24

今回は、幼児組で給食を食べているときに感じた好き嫌いについて書きたいと思います。

子どもたちと給食を食べていると、おかずだけ最初に全部食べてからご飯と汁物を食べる子や好きなものを食べて嫌いなものを残している子など様々な食べ方をしている子がいます。幼児組では、主菜・副菜・汁物・ご飯・デザートの量を給食に入っている食材の写真を参考にしながら“ちょっと”、“普通”と自分の好きな量(食べられそうな量)を保育士、ぞう組のお当番さんに伝えて配膳してもらっています。

 

 

 

自分が選択して配膳してもらったごはんは、完食してほしいのですが、食べてみて想像していた味と違ったり、お腹がいっぱいになって食べきれなくなったりした時などには、「食べられませんでした。」と言って保育士や栄養士の所に持っていくことになっています。私は、その対応をすることが多いのですが、食べられないものを持ってきた子には、「どうして食べられなかったの?」と理由を聞いて、味噌汁の場合だと食べられない具だけ除き、食べられる具と汁を食べてもらっています。幼児組のAくんの場合、味噌汁に冬瓜が入っているときに、食べられないと伝えてきてくれ、その時は残したのですが、翌日に出た冬瓜とツナのサラダは、完食しておかわりまでしてくれました。味噌汁の冬瓜が食べられなかったので翌日のサラダの冬瓜も食べられないかなと思いながら幼児組に行くとしっかり食べてくれていたので、調理法や味つけが違えば食べられるようになる子もいることに気づかされました。私は、ごはんを食べることを苦痛に思ってほしくないので、好きなものはたくさん食べて、苦手なものは無理して食べなくていいと思っています。その代わり保育園では、残飯量を少なくするためにも苦手なものは食べられませんと保育士や栄養士の所に持っていく前に配膳の段階で自分の苦手なものが入っているときには、“ちょっと”の食べられると思う量を選択してほしいです。最後に、大人になっても嫌いな食べ物・苦手な食べ物はありますが、子どもたちは、大人の何倍も味覚に敏感なので一度好きじゃないと思った食べ物を好きになるのは難しいと思います。調理法や味つけを変えたら食べられるものが増えるかもしれないのでご家庭でも試行錯誤しながら好き嫌いが少なくなっていければ幸いです。栄養士 狩野

 

 

 

 

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