木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「開けられるかな~??」1歳児あひる組編

2023.09.11

1歳児あひる組の部屋には棚があり、その戸棚の中には季節ごとに入れ替える為の絵本がたくさん入っています。普段はあまり子どもたちの前では開けないのですが、たまたま開けた時がありその中から絵本を何冊か出していました。ある日、Aちゃんが部屋にあるチェーリングのおもちゃで戸棚の鍵穴をガチャガチャしていました。隣にいたBちゃんと顔を見合わせて「あかなーい」と言いながら、隣の鍵穴をガチャガチャ。それを見ていた他の遊びをしていたC君も同じチェーリングを持ってガチャガチャ。

 

 

3人で「あかないねぇ~」と言いながらも笑顔でその動作をいつまでも楽しそうにしていました。そこで私が「なんで開かないんだろうね」と声を掛けるとまたしばらくガチャガチャとチェーリングを鍵に見立てて開ける真似をして楽しんでいました。

 

 

 

乳児期でこのような姿が見られるのは身近にいる人の真似をすることが多くなるからです。これは「他者への関心」が出てきているということへ繋がり、興味を持った他者の行動を「真似してみたい」と思い、興味や関心が出てくるようになります。1歳児は自我が芽生え「自分でやりたい」という意欲が出始める時期です。 また、周りの人・友達などへの興味と関心も高まり始めます。を真似ることは、子どもが社会性を身につけるため、知識や技術を習得するために、必要不可欠な行為なのです。これからも子どもたちの様々な視点や興味・関心にアンテナを貼り保育していきたいと思います。あひる組 阿部

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