木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「手型取のプロ集団」0歳児ひよこ組編

2023.09.18

今年の夏も本当に暑かったですね。木月保育園では例年は8月末で夏の遊びを終えるのですが、今年は9月中旬まで延長して行っています。ひよこ組のお友だちも残暑の中、水遊びなどの残り少ない夏の遊びを楽しんでいます。そんなひよこ組の子ども達ですが、4月からコツコツとある経験を積み重ねています。それは、「絵の具遊び(手型・足型取り)」です。主に制作の際に絵の具に触れるのですが、今回は8月の様子をお話しようと思います。4月に行った際には初めての経験だったからか、驚いてしまったり、固まってしまう子がほとんどでしたが「くすぐったいね」「手が絵の具で赤くなっていくね」等優しく声を掛けながら行っていくと…

 

 

8月には手足に絵の具が付いても嫌がる子はほとんどおらず、手の平を開いて担任に見せてくれたり、自分の足をじっと見つめて少しずつ絵の具が付いていく様子を見たりするなど子ども達の姿に変化が見えてくるようになりました。さて、この絵の具遊びですが以下のようなメリットがあると言われています。

①絵の具の感触を味わうことで、五感の発達を促すことができる。→のりや泥などが手に付く感触が気持ち悪いと感じてしまい、せっかくの制作や泥んこ遊びが楽しむことができない子がここ最近増えてきているそうです。絵の具を第二の脳と言われる手で触れることで五感が刺激され「さらさら」「どろどろ」「冷たい」「温かい」などの感触を学ぶことができ、楽しんで遊ぶことができるようになっていくと言われています。

②絵の具遊びを通して色を覚えることができ、色彩感覚を育てることができる。→色とりどりの絵の具を使用することにより、色を覚えることができたり、絵の具の色を混ぜることによって新しい色を作ることを発見したりすることができます。

③想像力や創造性が育ち、脳の発達に良い影響を与える。→絵の具が付いた手や筆などで様々な制作物を作ることができ、子ども達が思いのままに表現を楽しむことができます。

ひよこ組の子どもたちはまだ手の平と足の裏で手型と足型を取ることしかできていませんが、来年の夏以降にはボディペイントや色水遊びなどを行い、子ども達が楽しんで学んだり遊ぶことができるようにしていきたいと思います。ひよこ組 田所

top