「げっつようびー♪いちごをひーとつ たべました♪」みなさんはこの歌、ピンときましたか?この歌は子どもたちが大好きな絵本「はらぺこあおむし」のうたです。
今、2歳児りす組ではアゲハ蝶の幼虫を育てています。小さなカップに入れて、職員が毎日レモンの葉っぱを持ってきてあげていました。本当によく食べるあおむしで一晩たつと、入れた葉っぱが跡形もなくなるほどでした。絵本と同じよく食べるあおむしに子どもたちも興味津々でした。「あ、うごいた!」「かわいい」「寝てるのかなぁ」「うんちいっぱい!」とよく見ています。そんなあおむしがある朝、箱の中からいなくなってしまいました。逃げ出したあおむしはなんとおままごとキッチンの角でさなぎになる準備を始めていたのです。過去に幼虫を育てた事のある職員が「今触ったらだめだ!溶けてドロドロになっちゃう!」と教えてくれ、急いで保護するための透明カップをつけたり、入らないように床にテープを貼ったりしました。子どもたちもそんな保育士の様子をみて「入ったらだめ!」「あおむししんじゃう!」と後から来た子に教えていました。
そんな姿を見て、【1年前のこの子達は興味のままに触ってしまっていたかもなぁ…】なんて思いながら、色々なことがわかるようになったなぁとしみじみと成長を感じました。お家でも「ちょうちょになるんだよ」とお話している子もいるようです。わたしが2、3歳の頃、こんなによく物事をわかっていたかなぁ、今の子の子ども達の観察力はすごいなぁと思いました。本物のあおむしを育てる中で、自分の感じたことを子ども同士や大人に対してよく話す姿が印象的でした。
【いろんなことに興味を持つ】
【よく考える】
【よく話す】
【よく聞いてもらう】
こんなことを大事にしながら、知らないことを知っていくワクワクを感じて、それを誰かと一緒に楽しめる経験をして欲しいと思います。まずはこのサナギがどうか無事に羽ばたいていきますように…!りす組 小林