ある日の園庭での出来事です。園庭にあるアスレチックは大人が手を貸さずに子どもの力で遊べるように設定がされています。その為普段から子どもたちが自分で自ら登ったり、降りたり出来るように保育士も見守って保育を行っています。乳児組の子どもたちは楽しそうにアスレでチックで遊ぶお兄さん・お姉さんを見て”たのしそう”やってみたいなぁ~”という気持ちで目をキラキラさせていつも見ています。あひる組になり段々と身体の使い方も上手になり始め、見よう見真似でアスレチックで遊び始める子も多くなってきました。ある時いつものようにアスレチックで遊んでいる様子を見ているとアスレチックの2階に上がるクライミングの場所で登るのを頑張っているAちゃんがいました。その姿を見ていたBちゃんは自然とAちゃんにそっと手を差し伸べ引き上げようとしてあげていました。手を差し出してくれたBちゃんに対してAちゃんも嫌がらずに素直に手を差し伸べ、無事登る事が出来、2人で喜んでいる姿が見られました。この「困っている人を助けてあげる」という行動は”共感力の育ち”とも言われています。共感する力が育っていくと相手の気持ちを考える事が出来るようになったり、相手の気持ちを想像しながら行動や発言ができるので、コミュニケーションが円滑になり、人間関係の構築につながります。これからも今回のようなAちゃん、Bちゃんの自然と助け合うような自発的な行動を見守っていき、乳児期からたくさんコミニュケーションをとりながら、子どもたちの成長に繋げたいと思います。あひる組 阿部
「助け合い」1歳児あひる組
2024.01.15