木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「しーっだよ…/どじょー(どうぞ)思いやりの気持ち」1歳児あひる組編

2024.05.13

5月になり、新学期から早1ヵ月が経ちました。夏のように感じる気温ですが子ども達は楽しそうな声を園庭に響かせて遊んでいます。あひる組になって1ヵ月経った子どもたちの様子について2つお話したいと思います。

1つ目は室内のことです。夕方の時間、0歳児、1歳児クラスが合同で全員同じ部屋で過ごしていた時の出来事です。眠くなってきてしまったひよこ組のDちゃんが部屋の一角で仮眠をしていました。パーティションを間に挟んであひる組のAちゃん、Bちゃん、Cちゃんがじっと見つめていました。なので「今、Dちゃんが寝ているからしーっだよ」仕草もつけて伝えると「しーっ」「しーっだよ」と同じように仕草もつけて言ってくれました。Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんだけでなく、周りにいるお友だちも教えてくれました。3人のおかげで、気持ちよく眠れたDちゃんでした。2つめは午睡明けのことです。起きてからパジャマに着替えるのですが、パジャマの着替え待ちをしているあひる組のE君。横になってゴロゴロしていました。すると、そこへやってきたF君も真似っこをしてゴロゴロ…丁度E君の隣にコロコロ転がってきて背中にコロンと頭をくっつける形になりました。そんな二人の姿がとっても微笑ましく感じ、思わず写真をパチリと撮ってしまいました。

 

 

その後も保育室内でE君が玩具で遊んでいると、近くにまたDちゃんがきて遊んでいるところをじーっと見つめていました。そして、Dちゃんが玩具を取ってしまいました。E君も「うぅー…と一瞬嫌がっていましたが「どじょ(どうぞ)と使っていた玩具を一緒に使おうと言ってくれたのでした。

 

 

普通だったら自分が使っていたおもちゃを取られてイヤだ!というのですが、この時はじっと我慢をしてくれて、さっと貸してくれました。新学期になり0歳児、1歳児クラスは本格的に異年齢児保育で過ごすようになり、異年齢交流が毎日できるようになりました。異年齢児保育になり1ヵ月で自分より小さいお友だちの存在を認識し、思いやる気持ちを持てるようになったことが感じられほっこりしたと同時にとても驚きました。思いやる気持ちは生きていくうえで大切なことで、人間の基盤としても過言ではないと思います、保育園生活の中で子どもたち同士の思いやる気持ちを見守り、育てていこうと思います。あひる組 河田

 

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