木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「丸太を囲んでランチパーティ!」1歳児あひる組編

2024.06.17

色とりどりの紫陽花に、梅雨の訪れを感じる季節となりました。進級、入園から2ヶ月経ち子ども達も新しい環境に慣れてきて、好きな遊びを見つけられるようになってきています。あひる組(1歳児)は月齢などで発達の違いは多くありますが、先日園庭で遊んだ時の子ども達の遊びの発達の様子をお話したいと思います。4月生まれのAちゃんがお皿に入れた砂をスプーンやナイフと一緒に持ちながら、園庭で誰かが遊んで置いてあった丸太の上でおままごとを始めて、「どうぞ~!」とそばにいた私に、ご馳走してくれました。

 

 

 

「何を作ったの?」と聞いてみると「ごはんだよ!」と言ってくれたので「美味しいね~!」と言いながら2人で食べていました。Bちゃんが近くに来ました。私はBちゃんに「Aちゃんがごはん作ってくれたんだよ。」と話しました。Aちゃんは、お皿の砂をスプーンに入れてBちゃんに「どうぞ!」とあげました。この後2人でどうやって遊ぶのかな?と気になったので私は少し離れて2人の様子を見ていました。BちゃんはAちゃんの真似っこをしてモグモグ…2人はお顔はニコニコです!私はBちゃんに「Bちゃんもお皿とか持ってきたら?」と声をかけました。Bちゃんは砂場に走って行ってカップとスプーンを持ってきました。AちゃんはBちゃんのお皿に自分の砂を分けてあげて、「いただきまーす!」その様子を見てCちゃんは持っていたカップとスプーンを持って丸太のランチテーブルに参加しました。お皿にAちゃんは自分の砂を入れてあげて「美味しいよ!」Cちゃんはニコニコ笑顔。お砂が無くなったAちゃんはお砂場へ行って砂を取ってきて自分のお皿の砂を分けてあげました。

 

 

するとその次はBちゃんとCちゃんがお砂場へ走って行って砂を持ってきたりと、3人はもらったり、分けたり、食べる真似をしたり、笑ったりして、3人のやり取りがどんどん始まり、ニコニコ笑顔で「美味しいね」「うんうん」「どうそ~」と言いながらランチパーティを楽しんでいました!1歳児クラスの高月齢の子ども達は、少しずつ言葉が広がり、言葉を使ったあそびや、やり取りを楽しんでいます。私達保育士はこの時見ているだけでなく、その姿から「楽しいね。」「美味しいね。」など子ども達の気持ちを代弁したり、遊びを広げられるような声掛けをしています。代弁することで受け止めてくれていると子ども達は感じると共に、遊びが広がることで子ども達の想像力や発想力も広がります。この時、子どもの発想を妨げないように「見守る」事を大切にしています。これからも子ども達の「遊び」を見守りながら一緒に楽しんで行きたいと思います。あひる組 齋藤

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