木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「泥んこ遊び、はじめました」幼児組編

2024.07.01

日中の気温が高くなり始め、砂場では、盛大に泥んこ遊びが始まりました。ある日Aくんが砂場に水を流し込むところからスタート。すぐさま砂場の様子が一変し、水たまりに手を入れ感触を確かめたり水溜りに足を入れて感触を楽しむ姿が見られました。そんな様子を見ていた他の子どもたちもAくんの真似をして泥んこ遊びを始めました。子どもたちはあっという間に泥だらけ。初めのうちは個々で楽しむ子どもたちですが次第に「ここの池とそっちの池を繋げよう」「ここに山を作ってトンネルを作ろう」と子ども同士の関わりが自然と生まれてくる様子も見ることができます。また「こっちの方が泥が新鮮だよ。新鮮な泥は入りませんかー?」と見立て遊びにも発展していました。

 

 

泥んこ遊びに対する思いは様々あると思います。衛生面において心配な部分ややはり泥だらけの洋服の洗濯は大変な部分もあります。そんなところから、泥んこ遊びはしてほしくないと考える家庭もあると思います。泥んこ遊びをすることで子どもたちが自然に触れ合い、体験することによって、感性や知性を育むことができます。泥の感触はドロドロであったりザラザラであったりと様々です。子どもたちは五感を使い、自然物に触れ、体験することができるのです。また、子どもたちの発想力を育む上でもとても効果的です。砂、水、泥を混ぜることでそれぞれの性質を試したりする経験にも繋がり、子どもたちは自分の世界を創り出し、想像力を養うことができます。さらに、子どもたちの協調性を育む効果もあると考えられます。現在公共の場において、思い切り泥んこ遊びを楽しむことができるところは少ないと思います。だからこそ、子どもたちの感性を育てる泥んこ遊びを思い切り楽しんでもらいたいと思います。幼児組 蛭崎

top