6月17日の水遊び安全祈願を終えて、0.1歳児クラスでも水遊びを始めました。園庭で遊んでいても顔を真っ赤にして遊び、暑さからなのか水道に集まり蛇口の水を少しでも触ろうとする子どもたちの姿が見られていたので、どのクラスよりも先駆けて水遊びをしました。初日は様子がわからないのでタライの前に子どもたちを順番に誘い、ちょっとずつ水に触ったり腕にかけたりして楽しみました。Aくんは「水遊びする?」と声をかけても首を振って拒否します。でもいつも連絡帳でお風呂遊びを楽しんでいる様子だったのできっと好きだろうな〜と思い一緒にタライの前に座って水を触って見せると真似して手を伸ばして水を触りました。そして気がつくと水飛沫が顔にかかっても笑顔で遊ぶほど水遊びを気に入ってくれました。Bくんも初日は泣いてしまい無理せず早々と終了しましたが、次の日にはタライの水を自分から触り、冷たさに驚いたのか「おっ!」という顔を先生に見せてくれました。初めての水遊びに得体の知らない恐怖が混ざり、想像がつかないがために遊びたがらないということはよくあります。
別の日は雨で水遊びができず片栗粉遊びをやってみることにしました。初めての白い水にいつもの水遊びより躊躇する子が多かったのですが、触って少しトロッとする感覚が気に入った子はいつものようにバシャバシャと水飛沫をあげたり、顔や腕に塗って真っ白になってお友だちと笑い合ったりしていました。あまりの激しさにこちらも驚きましたが、初めての遊びをとても楽しんでくれて嬉しかったです。
水遊びや片栗粉遊びなどのことを感覚遊びといいます。このほかにも木月保育園では絵の具遊び、寒天遊び、氷遊びなどを取り入れることが多くあります。感覚遊びとは、子どもたちがさまざまな素材に手や足で触れ、その感触な違いを楽しむ遊びのことです。この遊びは子どもたちの感覚的な探究心を刺激し、新しい経験を積むよい機会となります。感覚遊びを通じて、自然界の驚異や物質ごとの性質の違いを学ぶことができ、創造力も養えると考えられています。実際に触れることで冷たい、温かい、気持ちいい、気持ち悪い、ベタベタする、ヌルヌルする、溶ける、色が混ざる…など様々なことを知ることができるのです。乳児では制作として手形や足形を取り入れることも多いですが、手や足に絵の具を塗ることで絵の具の感覚を知り、刺激されるという目的もあります。活動として取り入れる感覚遊び以外にも園庭での泥遊び、石の硬さ、おもちゃの音など様々な場面で感覚を刺激される遊びがたくさんあります。日常生活内で自然と触れられないような物を取り入れた活動を設けて、子どもたちにたくさんの刺激と経験をさせてあげたいなと思っています。泥遊びや絵の具遊びなど家では汚れが気になってさせてあげられないこともたくさんありますが、子どもたちはそのような遊びが大好きです!洗濯物が大変かと思いますがご協力いただき、子どもたちとたくさんの思い出と共にたくさんの感覚を育んでいきたいと思います。 あひる組 新屋